Karl BradlとRobert Gerstnerという2人が1995年に立ち上げたNYのフレグランスショップ。百貨店に行くよりもこちら行った方が一度にたくさん試せて便利な上、ファッションフレグランスは全く取り扱いがない、というニッチなフレグランスセレクトショップです。それもそのはず、もともとはL'Artisan Parfumeurの広報を担当していた方です。

Karl Bradlはドイツ生まれで、大都市で働くことを夢見てNYに渡り、ニッチなフレグランスに出会って香水にのめり込むことになり、友人であるRobert Gerstnerと共にショップを立ち上げたそうです。彼が自分自身で撮影した商品画像があっちこっちのショップで無断転用されていることを嘆いていますが、proficeも同じこと。個人ブログはともかく、商用で無断使用はダメです。

そんな彼らはパープルを基調とした店内装飾を手がけており、ウィンドウも孔雀がいたりととにかくミステリアスで豪華です。ショップの雰囲気も手伝ってか、彼らにはファンも多いのですが、商品選びのセンスも良いですし、各ブランドオーナーとも通じていますので、百貨店よりもやはり痒いところに手が届く、専門店です。イタリアの展示会でお会いしたはずなのですが、急いでいてどちらの方だったのか記憶が曖昧なのが残念です・・・。

香水ショップが自身のブランドを立ち上げるというのは時折あることなのですが、こちらのショップも2008年より香水やキャンドルを発売しています。(07/06/2013)

2021年11月10日、新作16a Orchardの発売を機に、既存の香りを7つにし、ボトルリニューアルをしてリスタートとなりました。これを機にOeillet Bengaleは12月より再販。Musc Encenseも遅れての発売でしょう。オリジナルはSignatureと改題され、最初のL'Artisan Parfumeurバージョンも再販予定だそう。

100mlのEdPが245ドルで発売に。(10/11/2021)