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ALTAIA / アルタイア




Sampleレヴュー

2015年秋、Eau d'Italieのセカンドブランドとしてスタートした新しいライン。ブランド名は、A Long Time Ago In Argentinaの略です。何故アルゼンチンなのかというと、彼らはアルゼンチンの血を引いているから。

19世紀のアルゼンチンのこと。1862年、アルゼンチンの初代大統領となったBartolome Mitreは内部と首都を結ぶ鉄道を配備し、外貨獲得にも力を入れて今のアルゼンチンの基盤を築いた人。James Morrisonは貧しい出ながらビクトリア朝のイギリスで成功した企業家。その息子たちであるCharlesとWalter Morrison兄弟は、同じく鉄道システムと銀行業務に投資し、国の開発に従事した方たちだったそう。

 

 

140年後、Mitre家とMorrison家の子孫が出会い、恋をした・・・そう、それが彼らなのです。奥さんのMarina SersaleはJames Morrisonの玄孫として生まれ、イタリアとイギリスの間でドキュメンタリー映画の制作をしていた方。旦那さんのSebastian Alvarez MurenaはBartolome Mitreの玄孫として生まれ、アルゼンチン、スペイン、スイスと移り住んだ後、ジャーナリストとしてイタリアで生活していた2001年に奥さんと出会いました。

2004年に結婚をして、Eau d'Italieが生まれるのですが、2012年までお互いの祖先がアルゼンチンの同時代を生き、功績を残していた方たちだったことを知らなかったそう。それを知って、それをブランドにしようと思い立ったわけです。

 

 

ボトルはミニマリズムが好きな彼の意向でシンプルを極めたものとなり、調香師にはDaphne Bugeyを起用し3つの香りでデビューとなりました。彼らの最新パンフレットには両家の昔の写真が掲載されていたり、ボトルデザインのスケッチ、試作品の様子などが丁寧にまとめられています。なんともラブラブな彼らですが、実際にお会いしても本当に良い方たちです。毎年旦那さんに展示会でお会いするのですが、絵に描いたようなセレブリティで、物腰穏やかなイケメンです。商品は100mlのEdPの1サイズで、価格は175ユーロでスタート。(15/02/2016)

 

レヴュー済みのものはタイトルにリンクあり
Amank'ay (2023年)
Any Day Now (2022年)
Atacama (2021年)
Wonder of Love (2019年)
Purple Land (2018年)
Tuberose in Blue
(2017年)
OMBU (2016年)
Don't Cry For Me
(2015年)
Yu Son (2015年)
By Any Other Name (2015年)
 


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