*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

Michelle / ミッシェル


<香 調> フルーティーフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 15ml
<濃 度> P

トップ
アルデヒド、ガーデニア、グリーンノート、ココナッツ、ピーチ
ミドル
カーネーション、チュベローズ、オーキッド、アイリス、ジャスミン、イランイラン、ローズ
ラスト
サンダルウッド、オークモス、ムスク、ベンゾイン、バニラ、ベチバー



 

Cristobal Balenciagaが1972年に亡くなった後、彼を偲び、オマージュという形で1979年に発売された香りです。タイトルは彼がとても好きで起用していた女性モデルの名前から名づけられました。調香は現在も第一線でご活躍のFrancoise Caronが担当。

EdTは80年代後半から90年代まで発売されていたようですが、パルファムはやはり発売当初しかなかったようで、愛好家たちの間ではとても愛されている香りです。この貴重なパルファムを香ってみて感じたことは、まずチュベローズが美しいということ。これはまだチュベローズの天然香料(チュベローズアブソリュート)をきちんと使用していた時代の製品だったんでしょうね。今ではファッションフレグランスにチュベローズアブソリュートを使用してしまうと価格が見合わないほど高価となってしま

いますので、パフューマリーの製品にしか使われることはなくなったのですが、この時代はまだ使われていた、と。トップではピーチが弾け、とてもフルーティーなチュベローズが広がります。そのチュベローズのアブソリュートを押し広げて華やかに香るよう、ジャスミンやガーデニアが配置されているという形で、全てはチュベローズを楽しむためにある、と言えそうです。Robert PiguetFracasよりも華やかさが控えめで軽やかで、あまり持続をせずに消えていきますが、この後に流行するバブル期の香りたちを暗示しているような香りでもあります。

(08/02/2012)

 

<Balenciaga Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜