1643年、ルイ14世の治世にClaude Trudonが始めたフランス最古と言われるキャンドルブランド。当時、白いキャンドルは貴重だったようで、宮殿でも使用されていたそうです。彼の子孫であるJerome Trudonが1737年にワックス工場を手に入れ、ナポレオンをも魅了して栄えた、と。ただ、その後の行方はわからないのですが、2007年にCire Trudonとなり、キャンドルメーカーとして再出発したそうですから、良くある近年の復刻ブランド同様に、誰かの手により、ライセンスを取得して復活したのでしょう。

長らくキャンドルしかなかったのですが、2017年に初めてフレグランスが発売となりました。5つの香りはイギリスのLyn Harris、GivaudanのYann Vasnier、TakasagoのAntoine Lieという著名な調香師を起用してのスタートです。100mlのEdPが190ドル、10ml×5種のコフレは110ドルでスタートとなりました。国内価格は100mlのEdPが25,000円。(25/01/2018)

国内代理店の取り扱い終了により、販売は終了となったようです。早かったですね。(10/12/2020)

ラベルを見るとTrvdonになっていますので、Cire TrudonではなくTrudonとして使い分けているのかもしれません。(16/08/2021)