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Green Tea Cherry Blossom / グリーンティー・チェリーブロッサム


<香 調> フレッシュグリーンフローラル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
レモン、ベルガモット
ミドル
グリーンティー、チェリーブロッサム
ラスト
バーチツリー、アンジェリカ、モス



2011年の椿に続いて発売された2012年のグリーンティーは桜がテーマに。パッケージを見る限り、これはどこをどう見ても桜ではなくて梅だと思うのですが(梅は1本の樹に数種の花色が咲くことがあります)・・・。なんともリアリティのない海外の和風スタイルですが、以前別のブランドの商品には鶯までいましたから、それに比べたら・・・。

さて、香りは付けた瞬間にグリーンティーです。桜はどこ?と見えない感じの通常のグリーンティーが香り、その後でじわじわと桜っぽいニュアンスが浮かび上がります。ベースノートがあまりなく、バーチらしい部分も、アンジェリカらしい部分もモスすらも感じられません。BirchがBirch Leaf というグリーン香料だったとしたら、この香水の中のグリーン香がそれなのかもしれません。オリジナルよりも少しアクアティックなグリーンノートが少し強くなっているように感じるのです。いわゆる日本人がイメージする桜とは随分かけ離れてしまっており、桜餅のあの葉の香り(Coumarin)は香りませんので、「和風」なものではなくてすっきりさっぱりとしたグリーンフローラルのコロンだとお考え下さい。とてもシンプルな調香で、使用している香料数も多くないと思うのですが、こういったシンプルな香りを低価格商品(=安価な香料)としてまとめられるのがプロの調香師だとつくづく感じます。調香はBlack Cashmereを手がけたGivaudan社のRodrigo Flores-Rouxなのです。あ、ですからやはりBirch Leaf はGivaudan社のBirch Leafなんですよ、きっと。(セミナーで使用している香料です)

(14/03/2012)


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