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Sirene / サイレーン


<香 調> フルーティーオリエンタル
<仕 様> レディース
<容 量> 75ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
チェリー、ペッパー
ミドル
ウード、フランキンセンス、ラクトニックノート
ラスト
モス、ベンゾイン、シスタス、ラブダナム、シプリオール



2024年発売。Sirene Collectionとしてリリースされた最初の香り。テーマはフェミニンな香り(女性らしさ)で、最初の香りはGivaudanの日本人調香師、Nanako Ogiが担当。

 

 

ムエットでは可愛らしいチェリーがフルーティーに香る可愛らしいテイストだったのですが、肌ではベンズアルデヒドがリキュールように広がり、とてもエッジの効いたロックテイストにも感じられるスタートでした。そこから可愛らしくはないオリエンタルへと歪んでいくあたり、とても個性的なのですが、ボトルやボックスのピンク色ほど可愛らしくはないのがポイントです。それはルブタンの靴のように少しクールに攻めたフェミニンさのようでもあり、他のフローラルノートが見当たらないあたりも決意を秘めたようなトーンに感じられます。強めのクマリンがチェリーと重なることでチェリーブロッサムに感じられるのですが、そこは日本人調香師であることをサインとして入れたのかもしれませんね。チェリーの流行はトムフォードがけん引したものですが、使い方によっては女性的にも男性的にもなるフルーツであり、スパイスのように弾ける印象的なトップノートを作り出します。

モスはアブソリュートではなく合成香料を使用していようで、それらしさは強くなく、パチョリもないためシプレにはなっていません。ラクトニックなトーンがウッディノートに重なっていく後半も、サンダルウッドではなくオリエンタルウッディですので、ピンクに騙されるな、というラストを迎えます。それが魅惑的な声で船乗りたちを惑わすセイレーンなのでしょう。全ての香りにナチュラルなウードが使用されていることを考えると、この香りの中のウードはアニマリックでパワフルなタイプではなく、アンバーウッディ調の穏やかなタイプが選ばれたのではないかと思います。その方がテーマに合いますよね。

(03/04/2024)

 

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