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Bel Ambre / ベル・アンブル


<香 調> オリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
レモン、ジュニパー、ブラックペッパー、ベルガモット
ミドル
ホワイトフローラル、アイリス、キャラウェイ
ラスト
ベチバー、アンバー、レザー、ムスク



2015年、Fath's Essentialsとして発売された4つの香りのうちの1つで、調香はCecile Zarokian。クラシカルなアンバーをテーマとしながら、オリジナリティを出すためにウッディアンバーとし、肌のような香りにしたのだそう。4種をムエットで香った際、最初の4種の香りの中で一番気に入った香りでした。それは、普通のアンバーで終わることなく、とても美しいアイリスが香っていたから。

 

 

香りはシトラスに包まれてスパークして始まりますが、その中には典型的なアンバーノートがすでに顔を出しており、さっぱりとしたアンバーとして始まります。あまりジュニパーやペッパーのニュアンスはなく、フローラルノートもかんじられるほどではないのですが、アイリスの柔らかな部分がアンバーをパウダリーというよりも一枚薄い布で包んだような、ムスクと一体化した香りとなって香ります。最後に少し顔を出すレザーも強くはなく(微かにスモーキーさが感じられるだけ)、こってりとした重厚なアンバーノートではありませんので、ユニセックスでエレガントに使えるアンバーです。アイリスがあれど、クマリンがあまり強くないからか、Guerlainのオポポナックスベースに近い印象の香りではありません。

 

 

ボトルはキャップがかっちりとマグネットでボトルに吸い付く形となっており、パッケージも含めてしっかりとした作りこみが感じられます。今までそれほど高級なイメージがありませんでしたが、シンプルなエレガントさを意識したラインにより、高級市場への参加となりました。

(17/05/2017)

 


 

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