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Versaille Pour Homme / ヴェルサイユ・プール・オム


<香 調> ハーバルウッディ

<仕 様> メンズ
<容 量> 125ml
<濃 度> EDT

トップ
ベルガモット、オールスパイス、レモン、クラリセージ、グリーンノート
ミドル
パインウッド、シダーウッド、サンダルウッド、パチョリ、ジャスミン、ゼラニウム、シナモン、カーネーション、フルーティーノート
ラスト
フランキンセンス、スティラックス、アンバー、ムスク、モス、レザー、バニラ、ラブダナム



 

1980年発売。1994年にInter Parfumに買収されていますので、この発売時はまだ買収前なわけです。彼自身は亡くなっていますので死後の香りではありますが。この香りのキャッチコピーは「ジャンデプレから見た黄金時代」。黄金時代を香りで表現した、ということもあってボトルはゴールドカラーになっています。メンズにしては珍しくパルファムも発売されており、そちらはゴールドバー(金の延べ棒)風になっています。

香りは古き良き?誰もが思い浮かべそうなメンズのヘアトニック香で始まります。うわぁ、なんてクラシカルな典型だろう・・・とびっくりしているとあれれ、と疑うほどちらりとアイリスのパウダリーさ(おが屑系ウッディのようなアイリスです)が香り、次の瞬間には少しオリエンタル調のベースノートが渋く香りだします。基本的にはクラリセージやゼラニウムのハーバルな香りにスパイスとウッディが絡まってトニック香を作り出していると思うのですが、そこに樹脂香が少し入ってオリエンタル調になって落ち着くのです。でも甘さは穏やかで「ドライではない」という程度の甘さになっています。

決して若い世代の香りではあませんし、さっぱりすっきりとしたスポーティーさもありません。でも、これこそが往年のクラシカルスタイルなのであって、ダンディと言われる大人の雰囲気を感じさせてくれる香りなのです。CreedのBois du Portugal辺りをご愛用の方には好まれそうな香り。

(07/02/2011)

 

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