現代のパフューマリーというフランスブランドです。全てが豪華なホテルとその歴史に繋がっているというユニークなコンセプトで、創設者はPhilippe Neirinck。彼の両親はLe Touquetというイギリスに一番近い小さな街でRoyal Picardyというホテル経営をしていた方。1929年に創業となりましたが栄光の後1951年に廃業してそのホテルは、ヴァカンスで訪れた子どもだった彼にとって良き遊び場であり、空っぽのホテルのあちこちで過ごしていたのだそう。ホテルの一室、バー、ロビーなど、そこは様々なストーリー、逸話が生まれた場所である、と。

当時の 絵葉書のRoyal Picardy

ベルエポックから狂乱の20世紀までの世界観を、ホテルでのシーンになぞらえてまとめた香り3種で2013年にデビューとなりました。調香は全てParfum d'Empireを手がけているコルシカ島生まれのMarc-Antoine Corticchiato。ロゴは昔のホテルの手荷物用シールをイメージして作られたものだそうですよ。

発売当初から展示会で香っていたのですが、リリースペースがとてもゆっくりで、品の良いテイストを保持しています。100mlのEdPが160ユーロで、Belle Rivesのみ180ユーロとなりました。オフィシャルサイトからサンプルセットが20ユーロで買えますし、フルボトルを注文するとサンプルセットも下さいますので、ご興味のある方は是非お試しを。(16/10/2014)