1998年2月に限定発売された春夏用の香り。春夏というよりもこの年のサマーフレグランスという位置づけだったようです。付けた瞬間はローズがパッと散りますが、すぐにシアーなフローラルブーケの香りになります。ホワイトフローラルに少しだけメロンや瑞々しいフルーツを加えたという感じで、それほどフルーティーフローラルにはなっていません。フローラルの方が強いですから。ちょうどこの年くらいからベリー系のフルーツを加えたもの作られて、続々ヒットしていくこととなるのですが、この香りはまだその可愛らしさを持った香りの前の少し落ち着いた雰囲気のものです。落ち着いてはいるものの、すっきりと春らしい香りになっていますよ。

タイトルはギリシア語でさなぎを意味していて、この香りを身に付けることで羽化してキレイに羽ばたくのだということをテーマとしていたのかもしれません。発売当初はカラーがもう少し薄紫だったのですが、液体の色が少し薄くなってしまっているようです。でも香りはそのままですので大丈夫。

(29/07/2008)