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Magie Noire / マジーノワール


<香 調> フロリエンタル
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
ブルガリアンローズ、ブラックカラントバッド
ミドル
ジャスミン、イランイラン
ラスト
アンバー、サンダウルッド、パチョリ



1978年発売で、近年ボトルが変わりました。発売当時のものとは香りも少し違っているようですよ。香りを手がけたのはPFW社のGerard Goupyで、香りはいわばMagieの続編です。トップからアニマルノートが出ており、ブラックカラントのグリーンノートがふわっと香ったかと思うと一気にローズ、ジャスミン、パチョリのフロリエンタルな香りへと変化します。ローズとジャスミンだと強いのはジャスミンなのですが、半々のブレンドという雰囲気です。EdTですから香りも軽やかで厚みはないのですが、それでもクラシカルな品の良さを感じさせてくれます。グリーン香は全く消えるわけではなくてフローラルと共に少し残っているのですが、ミドル以降のグリーン香はブラックカラントではなくてGeraniolの青さです。そして次第にサンダルウッドも出てくるのですが、マジーのパルファムほどではなくて飽くまでも軽やかなウッディノートになって残ります。この頃にはもうフローラルノートもグリーンノートも無くなってしまい軽いアンバームスクにサンダルウッドが重なっているという雰囲気で終わります。EdTで軽やかながらラストノートの伸びは抜群で、6時間くらいは平気で香ります。EdTのラストノートも素晴らしいのですが、パルファムはもっとベースノートが豊かでしっとりと香るのではないでしょうか。

残念ながら現在ではEdTのみとなってしまっていますが、パルファムのボトルは素敵ですので残して欲しかったですよね。現行品のボトルは全て並べるとスタイリッシュで美しいのですが、やはり香水らしさというのは以前のボトルの方が良いです。(でも、この以前のバージョンもEdTだと黒い部分がプラスティックですから高級感は感じられません・・・)

(15/07/2010)

 

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