1995年発売の押しも押されぬ人気の香り。ランコムの30番目の香りで、フローラルばかりでまとめた香りです。調香はわざとトップ、ミドル、ラストの垣根をなくし、統一ということでシングルに香ります。甘すぎず、しっかりとフローラルが香るのですが、じーっと香っているといろいろな花々が出てきます。この中で比較的分かりやすいのは、ミモザと水仙かなぁ。フリージアやローズは言われるとわかる感じですが。

水仙のグリーンノートなのか、ポピーの調香ベースにグリーンがあるのか、はたまたバニラフラワーにあるのかわかりませんが、そこそこグリーンを感じます。それがフローラルの香りをまとめていて、シックに仕立てている感じがします。華やか過ぎず、でもしっかりとフェミニンさを出していて、落ち着いた感じも出ています。使うごとに好きになる香り、なのかも。

少しだけクラシックさを感じるので、今だとモダンクラシックな部類なんでしょうね。最近のものはこの程度のクラシックさもなくなってしまった香りばかりですから。

(04/07/2006)