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Tropiques / トロピーク


<香 調> フルーティーフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
クランベリー、ラズベリー、キンカン、マンゴー
ミドル
マンゴーブロッサム、ジャスミン、ブラックベリーブロッサム
ラスト
トンカビーン、バニラ 、サンダルウッド



1935年にランコムの創設者であるArmand Petitjeanによって作られた香りなのですが、2006年よりスタートしたCollection Voyageという免税店限定品のシリーズもの第一作として復刻されました。ブランド創設時に5つの香りでデビューをしたのですが、これはその時の1つなので最初の香りということになります。タイトルは回帰線という意味でもちろんトロピカル。当時の調香の中にマンゴーがあったとも、マンゴーブロッサムがあったとも考えにくいので、香りは当時のものと全く別物になってしまっていると思いますが、名前を引き継いでいるわけですから基軸は同じなのだと思います。きっと、当時としては新鮮なフルーティーフローラルだったんでしょうね。香りを手がけたのはLaurent BruyereとDominique Ropionです。

トップでまず香るのはマンゴーです。そこから次第にフルーティーフローラルになり、フローラルフルーティーになって薄れていくのですが、やはり流行を意識した香りであることは否めません。限定品としての復刻ですから、その当時だけヒットすれば良いのですし。思ったよりもミドル以降にフルーツが残らないのでエスカーダほどのべったりとしたトロピカルさ、濃厚なフルーツドリンクという感じではないのですが、少しクリーミーなバニラがフローラルと混じりあい、ボトルに描かれている極楽鳥花の花咲く南国イメージを感じます。

当時のポスターを見るとマンゴーとかではなくてイランイランで南国のイメージを表現していたのかもしれません。 香料に無理のない範囲で出来る限り忠実に再現してくれたら楽しかったのに・・・と思ってしまいますが、一般的には売れ筋のストレートな香りだったと思います。

(28/07/2008)

 

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