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Cuir / キュイール


<香 調> シプレレザリー
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 7.5ml
<濃 度> EDP

トップ
ベルガモット、エレミ
ミドル
レザー、リリー
ラスト
アンバー、サンダルウッド、ムスク、モス



Paul Vacherは1960年、Diorに依頼されてレザーの香りを作り出し、63年にDiorlingとして発売されました。しかし、彼にとってそれが最初のレザーなのではなく、31年にLanvinでScandalを手掛けています。そんなPaul Vacherがレザーをタイトルにして作ったら・・・こうなっていたのかも、という香りを新作としてVanina Murracioleが調香したのです。

レザーというとユニセックスというよりもメンズっぽいニュアンスが強くなりますが、こちらはミドルにフローラル、それもスパイシーなリリーを入れることによってユニセックスな感じにまとめています。LanvinのScandalもそうですが、往年のシプレレザリーな香りはとてもユニセックスな印象のものが多いのですが、こちらもそういったテイストを感じさせるレザーとなっています。トップではシトラスが得れると共に少しスパイシーに感じるほど鮮やかに弾け、あれ? スモーキーでもレザーでもない・・・と思っていると次第に往年のレザーノート、イソブチルキノリンが香りだします。Robert PiguetのBandit、Paco RabanneのLa Nuitなどにも共通するそのレザーノートはクラシカルそのもので、あの時代のあの香りたちを現代に新作としてリリースしたというは勇気が必要なのかもしれませんが、ファンにとっては待望のシプレレザリーなのではないでしょうか。とてもセクシーで辛口なレザーです。

(27/10/2015)

 

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