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L'Ame Perdue / ラメ・ペルドゥ


<香 調> セミフロリエンタル
<仕 様> レディース
<容 量> 10ml、、100ml
<濃 度> EdP

トップ
レモン、グリーンマンダリン、カルダモン、コリアンダー、ホワイトペッパー、ダチュラ
ミドル
ジャスミン、サンバックジャスミン、ローズ、イランイラン、レッドリリー、クローヴ、シナモン、ミラベルプラム
ラスト
パチョリ、アンバー、ベンゾイン、ペルーバルサム、ローズウッド、マダガスカルバニラ、メキシカンバニラ、ハニー、オークモス



Paul VacherはアシスタントのAndre Fraysseと1928年に二つの香りを作り出しました。それはL'Ame PerdueとPetales Froissesという香り。調香はRodrigo Flores-Rouxで、最初の香りをタイトルとしたことで、新たなスタートを・・・ということなのでしょうか。タイトルは失った心という意味のフランス語。

 

 

たっぷりのシトラスがジャスミンと共に弾けてスタートするのですが、トップの時点ですでにバニラとハニーの甘さが強く出ています。系統としてはセミフロリエンタルくらいでしょうか。シナモンやクローヴが微かに効いていることで少し百合っぽい雰囲気もしつつ、とても上品でフェミニンな1つのフローラルとなっています。彼の調香にはいろいろなタイプがあって、力強いもの、個性的なものもあるのですが、これはとても繊細です。ベースにあるアンバーノートがじわりじわりと感じられるようになり、最終的にはオリエンタルとなって終わります。

このボトルはサンプルなのですが、発売より随分前に頂いていたため、タイトルも明かされていない(決まっていない)状態だったのでした。持続も良くて、ゆっくり香り続けますよ。

(29/12/2017)

 

 

オーナーの二コラ氏とは誕生日が数日違うだけの同じ年ということもあり、春の展示会ではいつもお互いにおめでとうを言い合っています。ギフトをお渡ししたら、今年はこのフルボトルをお返しのギフトとしていただいてしまったのでした。

 

 

香りの印象はさほど上記と変わらず、シトラス、ジャスミン、スパイスに軽いオリエンタルベースが重なり、セミオリエンタルというスイートフローラルなブーケとなって香ります。少しオリエンタル調のスイートフローラルですから、イメージとしてはリリー系が近い印象なのですが、とてもエレガントなまとまりで、一つ一つのフローラルは主張することなく、全体として一つの形となって香りますので、軸がない分全体の雰囲気で楽しんでね、という香りでしょうね。微かにアルデヒドが効いていたら一気にクラシカルに傾きそうな調香のモダンクラシカルです。

(31/08/2018)

 

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