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Marc Jacobs Men / マークジェイコブスメン


<香 調> グリーンウッディ
<仕 様> メンズ
<容 量> 75ml
<濃 度> EDT

トップ
ベルガモット、サイプレス、クミン、カルダモン、ジンジャー
ミドル
フィグリーフ、ローズドゥメイ、シクラメン
ラスト
トンカビーン、ムスク、フィグ、モス



2002年9月発売。満を持しての発売でしたので、発売と同時に人気となりました。フィグリーフのイメージが強く、似た系統で想像されるのはフェラガモプールオムとエルメスの地中海の庭です。地中海の庭のミドルからラストが似ていますね。バニラやアンバーの甘さではなく、洋梨に近いフルーティーな甘さが特徴で、メンズにしては当時珍しかった香りです。

流通も大きくブランド価値を下げることなく販売されていますので、ブランドのイメージと同様に香水のイメージも比較的良い方だと思います。この香りは秋冬物として人気で、ハーブやウッディが強すぎることなくフルーティーさがありますので、比較的初心者にも使いやすい香りではないかと思います。スーツに使うとセクシーな香りですよね。

(04/07/2006)

 

Ralf Schwiegerによる調香で1999年に発売された発売されたFerragamo Pour Hommeを彷彿とさせたフィグを軸とした香りでした。 可愛らしいレディースフレグランスに注力しているその後のブランドとは違い、この頃はメンズもしっかりとエレガントなボトルで、とてもシンプルでシックに作られていたのです。ボトルも容量が増えると縦に長くなりそうなボトルですが、横に伸びた125mlはインパクトも大きかったのではないでしょうか。

香りは今でこそバリエーションの多いフィグですが、当時はとても珍しく、2003年にはHermesが地中海の庭としてフィグを発売し、ブームになっていた頃でした。今考えるとクミンをこの頃からヒントとして組み込んでいたのかと驚かされますが、香り自体はそれとわかるほど強くはなく、基本的にはフィグリーフから果実のフィグへとスライドしていき、ラストノートの中にようやくクミンの欠片が感じられるという程度です。でも、その部分に気づくと、メンズっぽいニュアンスがそこにあったのかとハッとするはず。グリーンウッディというよりもフルーティーウッディで、全体としてフィグアコードとなっていて、そこにベースとしてウッディムスクを付け足した、というニュアンスです。香りがあくの大きく変わらないというか、最初から最後までフィグが貫かれているため、分かりやすい、つまり使いやすい香りだったのではないでしょうか。男性らしさを排除し、ユニセックスにも感じられる香りをメンズフレグランスとして発売したのが、マークらしいところですよね。発売から18年、未だ廃番になっていません。10年経たずに廃番となる香りが多い中、18年というのはご立派です。

(07/12/2020)

 

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