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Sampleレヴュー

 

■Antigua (2013年)

1937年、カリブ海のアンティグア島で出会った男女の恋物語。女性の肌の香りと、海が好きな男性から香る海の香りをミックスしたものに。

トップ:マートル、ウォーターリリー、アクアノート
ミドル:シーウィード、ユーカリ、ホワイトタイム
ベース:ムスク、トンカビーン

分かりやすいマリンフローラルで始まります。確かにマリンだし、ユーカリなどのフレッシュさがそれほ補てんしているのもわかります。でもやはり昔のマリンノートのイメージとは違い、マリンノートがグイグイと主張をしてこないんですよね。あっさりと、もっと融通の利いた優等生のように聞き分け良くフローラルを盛り立てています。90年代に大ヒットしたマリンフローラルの現代バージョンといったところでしょう。(15/11/2017)


■Arles (2013年)

1955年、アルルにて。夫のチャールズから贈られた温室で妻のファニーが花々を育てる、というストーリー。

トップ:リリー、ローズ、マグノリア
ミドル:アプリコット、ピーチ、シナモン、クミン、クローヴ
ベース:バニラ、サンダルウッド、アンバーグリス、ムスク

ピーチやアプリコットにクミンとシナモンというとてもユニークな組み合わせでハッとさせられました。イメージとしてはRochsのFemmeなのです。香り自体はもっと薄く平坦で、全てがムスクに包まれてヴェールとなりあっさり薄れていきますので、高濃度であれパルファムのような香り方ではありません。このブランド、Monolabでラベルのパクリをしていますので、ひょっとしたら過去の名香の模倣を作っているだけなのかも・・・と思えてきた疑惑の香りです。良い香りではあるのですが・・・。オマージュなり、インスパイアされた等のコメントがあればありかな、と思うのですが、そこを隠されてしまうと確信犯にも思えてしまいますよね。(15/11/2017)


■Montmartre (2013年)

1894年、ムーランルージュのダンサーがととある顧客からとても美しいアンバーグリスの香りを贈られた・・・というストーリー。史実なのか妄想なのかわかりませんが。

トップ:フランキンセンス、ミルラ
ミドル:アイリス、パチョリ
ベース:ムスク、レザー、アンバーグリス

驚くほど、不思議な香りです。トップノートがなく、付けた瞬間サンプルを間違えたのではないかと疑ってしまったほど。その香りの部分は、植物に含まれている少し臭みにも感じるグリーンノートが大量のムスクに包まれている感じの香りで、アンバーグリスではなく、ただただそれだけが香り続けるのです。確かに不思議ではありますが、買うかと聞かれたらNOと即答してしまうでしょう。(15/11/2017)


■Nudo (2013年)

コカの香りを再現した実験の香り。

グリーンノート、フランキンセンス

コカそのものの香りを知らないがためにどうにも表現がしづらいのですが、香りの軸にあるのは大量のアンバーウッディノートです。そこに大流行しているパワフルなアンバーグリスを加え、グリーンノート、微かなフルーツ、そしてフランキンセンスでまとめた香り。トップでアンバーグリスが爆発して辟易してしまいましたが、そこはすぐに薄れてアンバーウッディムスクへと変化していきます。(15/11/2017)


■Pure Soul (2013年)

心を語る香りが欲しいと言われて・・・というマルゴとの出会いのストーリーを香りにしたもの。

トップ:ベルガモット、レモン
ミドル:ジャスミン、イランイラン
ベース:パウダリーフローラル、トンカビーン、ホワイトムスク

香りは少しクラシカルなパウダリーフローラルアルデヒドです。ジャスミンを軸としたフローラルアルデヒドをパウダリーノートで包み込んだもので、No.5ほどのクラシカル感はなく、重厚感もなく、もっとあっさりとしたパウダリームスクへと変化して消えていきます。30%濃度でもこうした香りになるのは余程ムスクが強いのでしょう。あっさりとしたフローラルアルデヒドですが、恐ろしく持続をし、翌日でもムスクが残っていました。(15/11/2017)

 

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