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Sampleレヴュー

 

■Neandertal dark (2018年)

Euan McCallによる調香で、再調香されているようです。

グリーンリーフ、ピンクペッパー、シトラス、アロマティックシード、レザー、アンバー、フランキンセンス、ウード

パッと弾けるような爽快感がなく、アロマティックな香りがとろりとこぼれてきました。合成香料のグリーンノートとレザーを重ね、そこにアロマティックなグリーンノートを合わせた、というのが香りの軸で、アンバーやウードは微かなアクセントとなっています。逆にフランキンセンスは時間と共に香り始め、アロマティックな残り香と重なって緩やかに香り続けます。少しだけケードなどがスモーキーさを出していたら、レザーと共に昔の生活を思い起こされていたのかもしれませんが、切り取る場面は様々ですから。これは、後半のフランキンセンスが穏やかにゆっくりと立ち上る、いわば人々が天を仰ぎ、祈りを捧げていた頃の香り。(16/03/2018)


■Neandertal light (2018年)

Christian Carbonnelによる調香で、2015年のものとは別の香りになったようです。

リーフ、フランキンセンス、ヒノキ、アイリス、ガルバナム、レザー、アンバーグリス

植物自体が持つ、個性的なグリーンノートを生かした調香で、瞬間的な薬っぽい香りが弾けましたが、すぐに青葉へと引き継がれました。青葉をちぎった時に香る青葉アルコールとガルバナムが印象的で、アイリスやレザーはあまり感じられません。彼のラボで使用しているヒノキは日本人に馴染みのあるヒノキの香りではありませんが、アロマティックなベトナム産が少しゴムっぽいグリーン香と良く調和し、ベースを支えています。これは、オゾニックでもアクアでもないけれど、大地が全て草原と水辺だった(酸素が満ちている感覚)頃を想像させる香り。(16/03/2018)

 

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