2015年に32個の限定品として発売されたKiss My Assシリーズ最初の香り。 アクリルのハードボックスの中に、麻袋に入れられて入っていたのですが、精油感満載などっしりとした香りがボックスから漏れてきました。手作りならではのこと。

香りはもちろんほとんど精油だというどっしりとしたハーブとスパイスがベンゾインを軸としたオリエンタルベースと共に弾けて始まりました。花火のようにカラフルなスタートで、あれこれ精油の欠片を感じながら、探しながら香っていると次第に薬草の煮汁系オリエンタルへと変化して落ち着きました。パインニードルやバジル、ゼラニウムのアロマティックな感じ、ジャスミンやコーヒーのアクセント、シナモンやカルダモンのスパイシーさ・・・全てが重なって絨毯のような分厚さを織りなしています。精油は重ねれば重ねるほど香りはダークになり、似たような系統になっていきますが、やはりそれでもこうした香りは好きな人にはたまらない香りのはず。もちろん僕も大好きです。

タイトルのKiss My Assとは、ケツにキスしやがれ。つまりはクソッタレ!! という捨て台詞的な言葉なのですが、彼はそれをラベルの裏に隠しました。なんと、ボトルを裏から見るとこうなっているんですよ。

いくつになっても楽しい大人でいたいと思わせてくれました。

(20/03/2018)