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Les Insoumisess Collection

映画からインスパイアされたという4つのロマンスコレクションが2018年春に公開されました。全てを手がけたのはLuca Maffeiで、軽めのEdPとなっています。他のラインと比べるとカジュアルで50、100mlのEdPが70、120ユーロで発売に。(22/05/2018)

 

 

■Le Jardin d'Amerlie (2018年)

日本でも大ヒットした映画アメリをテーマとした香り。

トップ:ベルガモット、ルバーブ、ラズベリー、ピンクペッパー
ミドル:ローズ、ハニーサックル、ヴァイオレット
ベース:ホワイトウッド、アンバー、ムスク

4種の中では一番可愛らしい香り。それは映画からも想像できますよね。香りはラズベリーの効いたローズが軸で、フルーティーフローラルで始まります。渋い要素は何一つないと胸を張っているかのように、全てはローズを中心としたフローラルノートを盛り立てており、最後は軽めなアンバームスクが肌に残ります。初心者に優しいフルーティーフローラルなローズです。肌にはヴァイオレットを微かに感じるローズとウッディノートが残るのですが、こういう系統のローズって生花にもあるんだよなぁ。(23/05/2018)


■Le Jardin de Madame Chan (2018年)

花様年華(In the mood for love)という中国香港映画にインスパイアされた香り。

トップ:ベルガモット、コリアンダー、ゼラニウム
ミドル:イランイラン、ローズ、ジャスミン
ベース:パチョリ、サンダルウッド、ペルーバルサム、バニラ、ムスク

中国ということを意識して、とてもオリエンタルな香りとなりました。1つだけ抜きんでてオリエンタルなのです。バルサムノートが効いたオリエンタルノートにイランイランとベルガモットが重なり、とてもクラシカルなフロリエンタルを形成しているのです。イランイランとジャスミンはしっかりと配合され、バルサム過ぎないバランスで香りますので、何だかとてもフェミニンでセクシー。最後の残り香は何となくコカ・コーラを彷彿とさせますので、スパイシーなフロリエンタルと言えそうです。(23/05/2018)

 

 

■Le Jardin de Marie-Antoinette (2018年)

マリーアントワネットを題材とした映画の中でも、キルスティン・ダンスト主演のものをテーマとしていますので、香りは可愛らしいフローラルに?

トップ:ベルガモット、ライチ
ミドル:スズラン、ピンクピオニー、ジャスミン
ベース:パチョリ、ゴールドアンバー、ムスク

スプレーした瞬間にパッと弾けるのは、ピオニーの香りでした。あぁ、これはピオニー系なんだね、と思い調香を見るとスズランとピオニーが軸になっていました。フローラルノートはやがてすっきりとしたフローラルとなっていくのですが、ミドル以降はトップが嘘だったかのように、パチョリムスクへと変化していきます。あれ? こんなに渋くなって終わるの? と乗せた香りを間違えたかと思ってしまったほどパチョリが明確に残ります。可愛らしく始まるけれど、シックに落ち着くあたりがマリーアントワネットなのでしょう。(22/05/2018)


■Le Jardin de Mistinguett (2018年)

Midnight in Parisにインスパイアされた香り。

トップ:ベルガモット、レモン、ウォーターメロン
ミドル:スズラン、ジャスミン、ミモザ
ベース:シダーウッド、アンバー、トンカビーン、ムスク

スプレーした瞬間にパッと弾けるのは、埃っぽいスズランの香りでした。スズランがスイカと共に清楚なフローラル感へと変化し、やがてムスクと共に洗剤のように優しく柔らかな香りとなって消えていきます。ウッディノートやアンバーも強くはなく、オリエンタルになることはありません。最後の最後になって、少しハニー調のミモザが感じられるようになり、アニスの効いたフローラルとなって終わります。(22/05/2018)

 

 

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