*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

Artimitia / アルティミシア


<香 調> クリーミーフローラル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
ジンジャー、マンダリン
ミドル
チャンパカ、ジンジャーリリー、オレンジブロッサム
ラスト
バニラ、キャンディージンジャー、ウッディノート、ムスク、アンバー



 

2018年発売で、ルネサンス期が終焉を迎えた頃のイタリアで活躍した女流画家Artemisia Gentileschiをテーマとした香り。同じテーマでPenhaligon'sArtemisiaという香りをリリースしています。17世紀当時、女流画家がまだ珍しかったこと、強姦されて訴えたことなど作品以外にも有名なポイントがある方です。そこでOnyricoがフォーカスしたのは、彼女が描いた絵画に共通する肌色でした。そこをユニセックスに表現していこう、と。調香はAFMのMaurizio Cerizzaが担当です。

 

 

トップでジンジャーのアクセントと共に香り始めたのはラクトニックなフローラルでした。バニラだけではないクリーミーな甘さ、それがホワイトフローラルを伴っている感じがとても肌の色を思わせるのです。チャンパカと言えばそれらしく感じる、少し特徴のあるガーデニア風フローラルで、思い起こせばPenhaligon'sArtemisiaはジャスミンティーバニラとムスクが軸でしたよね。そちらはもっと白い肌をイメージしていたのでしょうが、こちらはもっとベージュに近い肌色で、より滑らかでセクシーに香ります。キャンディーという表現があるように、結構グルマンテイストな甘さが肌に残るのですが、時間と共にチャンパカがチャンパカらしく香るようになり、ヤクルトにも似た乳製品風のクリーミーなフローラルがバニラに包まれて肌に残ります。

 

Self-Portrait as the Allegory of Painting : 1638-1639

 

香りもステキなのですが、見て欲しいのはボックス。なんと、蓋を開けるとマーブルのキャップだけが見えている形で、その蓋を取るとアトマイザー、漏斗と共にボトルが収められているのです。いつでも小分けをして旅のお供に・・・。また、マーブルのキャップは香りによって違うテイストが使われているのですが、今回はグリーンのマーブルにオレンジが入り込んだものが使われています。天然石ですからもちろん1つ1つ形は違うのですが、彼女のセルフポートレートで彼女が着ている衣服をキャップで表現したのだそう。このポートレートはグリーンとオレンジブラウンが印象的ですからね。そしてもちろん肌は香りとなったわけです。

(30/04/2018)

 

 

 

 

<Onyrico Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜