一度限定発売されたボディケアシリーズのEdTが2007年に発売となりました。タヒチと言えばタヒチアンガーデニアの製品が有名ですよね。ティアラフラワーと呼ばれるタヒチアンガーデニアは、左耳の後ろに飾ると「彼氏あり」、右耳の後ろに飾ると「彼氏なし」。そして、後頭部に飾ると「ついてきて・・・」という意味になるのだそう。

2006年7月に限定発売されたボディケア、バスシリーズがお好きな方はすでに香りをご存知だと思いますが、トップは比較的さっぱりとスタートします。確かに南国ムードのある香りなんですがココナッツが出てくるのです。ココナッツにガーデニアというとEstee LawderのAzureeも同様の組み合わせ。シドニズムはココナッツっぽいオイルの香りから、時間と共にガーデニアっぽさが現れますので、ミドル以降の香りをチェックした方が良さそうです。ガーデニアっぽさが感じられるようになるミドル以降はしっかり爽やかガーデニアとなります。バジルのグリーンっぽさはトップの一瞬で消えていきます。この系統の香りは間もなく夏が来る、というエアコンを入れるか入れないか背戸際のような時期が1番ぴったり合いそうです。すっきりとした中だと綺麗に、暑い中だとセクシーに香るのではないでしょうか。

(08/10/2008)

久しぶりの香りは、トップから恐ろしいほどココナッツオイルが溢れたのですが、オイルが劣化したような香りで、決して良い芳香ではありませんでした。その奥から広がるフローラルノートもガーデニアではなくなっていました。オイルの向こう側にシトラスアロマティックなトーンはかろうじて感じられるものの、劣化したココナッツオイル臭を我慢した向こう側です。

取り合えず20プッシュほどしてから再確認すると、劣化臭は少し落ち着いたものの、やはりココナッツオイルの匂いが強く、良い芳香とはあまり言えません。この香りはEdTというよりもボディオイルをスプレーできるように仕立てたものだったのかもしれませんね。普段、なかなかここまで劣化した香りを肌に乗せることはないため、何とも衝撃的な再レヴューとなってしまいました。でも、劣化の確認も必要なことですよね。

(26/01/2024)