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Oriza L. Legrand / オリザ・エル・ルグラン




Sampleレヴュー
Deja Le Printemps
デ・ジャ・プランタン
Chypre Mousse
シプレムース
Jardins d'Armide
ジャルダン・ダルミード

1720年、ルイ15世の治世下でスタートした歴史あるパフューマリーが2012年の秋、復刻を果たしました。創設者であるOriza Fargeonはグラースではなくモンペリエを拠点とした調香師家系の出で、貴族の出ながら高級娼婦として名を馳せたニノン・ドゥ・ランクロの若さを保つ化粧品(パウダー)と香水を手がけたことで一躍時の人となります。なんと、彼はマリーアントワネットの調香師として有名なJean-Louis Fargeonのいとこ!!

 

 

その後、1811年からLouis Legrandがブランドを継承し更なる高級品として商品価値を高めてブランドを確立していきます。そしてグラースの肉屋出身だといううAntonin Raynaudにブランドを売却してしまうのですが、このAntonin Raynaudが最初の2人のオーナーの名前を継承してOriza L. Legrandというダブルネームとして生まれ変わるのです。

Raynaudはペレの市長を務める富豪で、200名の従業員を抱える大きな工場を持っていたため、香水もどんどん生産し、Baccaratのボトルで香水を作り、ナポレオン3世の治世まで続きます。1900年まではその9割が海外へと輸出され、フランス、イギリス、イタリア、ロシアの宮廷でも人気を博していたそうですよ。

このブランドは今でもヴィンテージボトルも見かけることがありますし、1900年初頭の広告も存在します。残念ながらブランドは1930年代後半に消滅してしまったのですが、商標を買い取って復刻を遂げたのがオーナーのFranck Belaicheです。彼はもともと映画やテレビのプロデューサーとして活躍していた方だそうですが、90年代後半にDiptyqueのオーナーと会ったことで開眼し、図書館で古いOriza L. Legrandの記述を見つけてのめり込んでいったようです。

2種の香りでデビューし、すぐに2種が加わり現在は4種となっています。更に今年はソープが加わりました。この秋にはキャンドルも出揃うそうですよ。価格は100mlのEdPが120ユーロで、オフィシャルサイトからは送料25ユーロで購入が可能です。また、本日、Parisのオペラ座近く(駅で言うとQuatre-SeptembreとOperaの中間)で、Book Offのすぐ近所です。パリ市内で作られたスカーフやネクタイも販売するとっても素敵なお店が完成したようですので、これからParisに行かれる方は是非。。(11/07/2013)

11月より国内でも取り扱いがスタートしましたが、ブランドや商品の説明文を抜粋コピーされてしまいました。売る側(日本に紹介する側)なのですから、ご自身の言葉で記載した方がいいですよ。販売する際に、レヴューを参考にされるのは全然構わないのですが、あたかも自分で記載したかのように引用されるのは嬉しいことではありません。しかも商用で。ということで、不本意ですが、レヴューの閲覧は有料会員コンテンツとさせていただくこととなりました。にしても、どうして日本の代理店は日本の代理店はどうしてOEilletをオイエと表記するのだろう。それじゃあOilletだよ・・・。日本語タイトルや表記ってセンスが現れますよね。(13/12/2013)

上記の説明文はきちんとオリジナルに訂正されました。以前よりグッと良くなっているのですが、ちょっと変な日本語がちらほら。(07/02/2017)

 

 

2018年8月、日本発売終了が決定となりました。5年間という短い間の発売でしたが、なかなか売れない香りだったのでしょう。可愛らしい香りは少ないですし、少しリリースを急ぎ過ぎてクオリティがついて行っていなかった気もします。また、彼らは調香師を公開せず、全てをHugo Lambert名義にしています。それを彼は「手がけた調香師は有名になることを望んでいない」としていますが、それを自身が手がけたように発表するのはいかがなものか。すでにディスカウントに商品が流れ、取り扱いを終了としたショップもあり、業界から総スカンになりそうな様子です。スタートは良かったのに大失速です。(21/08/2018)

全ての商品にシンプルなスクエアボトルの50mlが90ユーロで追加。そして50mlも100mlもボックスやタッセルのないリフィルが追加に。50、100mlのリフィルは70、110ユーロ。(01/12/2020)

 

レヴュー済みのものはタイトルにリンクあり

Collection Art Nouveau
Scotch Lavander (2020年)
Cuir de L'Aigle Russe (2015年)
Foin Fraichement Coupe (1886/2014年)
Heliotrope Blanc (1886/2014年)

Collection Second Empire
Violettes du Czar (1862/2014年)

Collection Exposition Universelle 1900
Royal Oeillet (1900/2014年)
Reve d'Ossian
(1900/2012年)
Relique D'Amour (1910/2012年)

Collection Belle-Epoque
Les Tourterelles de Zelmis (2017年)
Gentry Jockey Club (2017年)
Villa Lympia (2016年)
Jardins d’Armide (1909/2013年)
Oeillet Louis XV (1909/2012年)
Vetiver Royal Bourbon (1886/2014年)
Chypre Mousse (1914/2013年)

Oriza Aciduline (1852年)

Collection Art-Deco
Secret Joly (2018年)
Muguet Fleuri
(1920/2014年)
Marions-Nous (2014年)
Horizon (1925/2013年)
Deja Le Printemps (1920/2012年)

Eau de Cologne
L'Eau de Corse (2017年)
La Fleur d'Oranger (2017年)
Cologne Extra-Vanille (2017年)

Jewels of the Crown
Le Regent (2020年)

未分類
Peau d'Espagne (2022年)
Empire des Indes (2021年)


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