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Hyperessence Matale / ハイパーエッセンス・マターレ


<香 調> シトラスグリーンウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
ミント、ジャスミン、ベルガモット
ミドル
マターレブラックティー
ラスト
シダーリーフ、レザー、ムスク



 

2005年の発売で、濃度は30パーセント。タイトルは紅茶の産地であるスリランカの地名マターレから名付けられました。

 

 

紅茶をテーマとし、そのアブソリュートを使用したということで2005年はかなりレアだったはずです。ブラックティーの香料は紅茶そのものではなく、どちらかというとウーロン茶に近い渋みが香り、どことなくレザーっぽいニュアンスもあります。彼はその素材にキリッとしたグリーンノートをミントと共に合わせ、ベースにはレザートーンを配置したのです。トップではベルガモットとグリーンノートが鮮やかに弾け、シトラスグリーンを楽しむことが出来るのですが、そこから一転して時間と共に渋さが感じられるウッディレザームスクへと変化し、最後はドライなフランキンセンスを思い起こさせる香りとなって肌に残ります。とても意外な着地点で、そこがとても楽しいのです。30%でも全く重さがなくパワフルでもないのは、シトラスやグリーンノートに比重があるのでしょう。でも、ドライなラストノートはもちろん持続抜群です。

久しぶりにフルボトルを手にして使ってみて、初期の彼の香りを、今の彼の調香で試すことが出来て嬉しくなりました。

(10/12/2018)

 

 

 

 

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