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Lucrecia / ルクレツィア


<香 調> フローラルウッディオリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
オスマンサス、サイプレス、ジュニパーベリー、ラベンダー、ヴァイオレット、ファーバルサム、アトラスシダーウッド、ウード、アイリス、アンバー、フランキンセンス、ベンゾイン、オポポナックス
ミドル
ラスト



 

2016年春に発売された2種の限定品。バルセロナの五つ星ホテルW Hotelにある高級セレクトショップLe Comercialとのコラボ商品です。

本店を訪れた際、通常品のメンズ、レディースを1つずつ、そして限定品を1つ買うと決めていました。限定品は奥の棚に陳列されているのですが、その中を一通り香った上で、これにしようと決めたのは奇しくもV Cantoのレッドコレクションと同じ、イタリアのボルジア家をモチーフとした香りの1つだったのです。カンタレラと呼ばれた毒を用いて政敵を毒殺したボルジア家のルクレツィア。そのボルジアとルクレツィアというタイトルの2種が本店で発売されていたのです。何故、スペインでボルジア家なのか。それは、ボルジアの名前がスペインのバレンシアを発祥としたものだったから。つながりがあるんですね、ボルジア一族と。

 


有毒植物のヒガンバナと共に

 

香りは、なんと意外にもオスマンサスアブソリュートを使用した豪華な香りでした。アブソリュートがフルーツに支えられてアブソリュートらしく香りスタートするのですが、それと共に鼻に抜ける爽快な部分があるのです。それはメタリックにも感じられるし、オゾンにも感じられるのですが、一瞬で散り、こってりとしたハニーフローラルレジンが肌に残ります。彼は、ルクレツィアの美しさをこの香りで表現したのだそう。後半からウードなどが香りだし、ウッディオリエンタルになると甘美な毒のような雰囲気にも感じられたりして。

 

 

香りを楽しむ時はいつも、その背景にある人物やストーリーを調べます。是非、ボルジア家やルクレツィアに関する資料、画像などと共に楽しんでいただきたい香り。

(08/11/2017)

 

 

 

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