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Sampleレヴュー (Palindrome Collection)

 

Rodrigo Flores-Rouxによる調香で発売されたシリーズ最初の香り。タイトルのPalindromeは回文の意味で、彼が出かけた友人のパーティーで、子どもの頃に遊んだ遊びについての話題になった時、これを思いついたのだそう。電灯の明かりの中にブラックを潜ませる、光と影はいつも一緒ですが、そうではなくて暗闇から発せられる光と平和のメッセージというのがテーマで、言語が違う人々が共感できるものにしたかった、と。世界を照らし始めるかもしれない灯りを、世界中の子どもたちが遊ぶ回文という言葉に込めて、作られた2つの香り。

 




■Palindrome II (2017年)

カラブリアンベルガモット、アンジェリカルート、サトウキビ、ホワイトペッパー、ブラックペッパー、ジンジャー、カルダモン、カストリウム、オスマンサス、ラブダナム、シナモンリーフ、レザーアコード、パチョリ、バニラビーン

香りは一瞬アニマリックなカストリウムがパッと弾け、アニマリックさに驚いた瞬間、スパイスが弾けます。かなりスパイシーなカストリウムがトップで踊り、そこからパチョリの効いたスモーキーなレザーノートへと変化していきます。とても個性的ですが、とてもリッチなテイストで、男性的な香りなのですが、カストリウムが薄れていくとパチョリを軸としたレザーノートが肌に残りますので、最後はユニセックスに。このラストノート、アイリスが強く入っていたらMon Parfum Cheri風に終わっていたかもしれません。(13/04/2017)

 

 

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