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Orion / オリオン


<香 調> フルーティーグリーンムスキー
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
ベルガモット、レッドカラント、パイナップル、アップル
ミドル
パチョリ、ジャスミン、バーチ、タイム
ラスト
フランキンセンス、アンバー、ウード、ムスク、シダーウッド



2015年発売。彼らの父、Evelinoは彼らが子どもの頃、ホリデーシーズンには木製のボートであちらこちらに連れて行ってくれたそう。真夜中、地中海に映る星たちを眺めていた懐かしい思い出、その中にオリオンがあった、と。

 

 

このシリーズはどちらかというと可愛らしさを秘めたフルーツを多用したイメージがあるのですが、こちらも調香からすると、レッドカラントやパイナップルの効いた香りになっていると思い試してみるとイメージとは違い結構渋めなテイストでした。よくよく見るとミドルにパチョリがあるんですよね。フルーツはラクトニックな香りと共にトップから香りますが、それらを彩っているのがバーチリーフ(スモーキーなタールではないグリーンノートの香料の方)とフランキンセンスなのです。全体的にはクリーミーなテイストが漂っていますので、サンダルウッドがあっても良さそうなのですが、こちらではそこをフランキンセンスに置き換え、パイナップル、ジャスミン、フランキンセンスなどを軸とした香りとしてまとめたものです。バーチリーフが少しメンズっぽく香りますが、基本的にはユニセックスですよ。

(28/06/2016)

 

プッシュした瞬間に香るバーチリーフの青さが、少しメンズっぽいニュアンスを感じさせるのですが、それだけではなく上記のように少しクリーミーなフルーティーノートがまず香りますので、メンズというほどのものではありません。フルーツだけではなくハーブのニュアンスもあるあたりがユニークで、ベースにあるウードやアンバーなどのオリエンタルさはあまり強くはありません。どっしりとしたウードに沈んでいく香りだったらもっとメンズっぽく、力強いオリオンになっていたかもしれませんよね。最後はとても優しいムスクに包まれて消えていきます。

ボトルキャップのデザインがとても細かく美しいので、今回はボトルの横にキャップを転がして撮影してみました。大きくてずっしりとした、とても重量感のあるキャップです。

(01/12/2016)

 

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