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Mandragola / マンドラゴーラ


<香 調> アロマティックオリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 30ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
ライム、ベルガモット、アブサン、サフラン
ミドル
ムスク、ローズ、ジャスミン、ペティグレン、ガイヤックウッド
ラスト
アンバー、サンダルウッド、ウード、ベチバー、バニラ



 

2016年発売。タイトルはマンドラゴーラ。こちらも有名な毒草ですよね。ボルジア家は代々猛毒を用いて政敵を毒殺してきた一族です。その毒はカンタレラと呼ばれ、ルクレツィアは毒を仕込んだ指輪を頻繁に利用していたという噂も残っているほど。

あぁ、これはウードだ・・・。トップもミドルも押しのけて最初から香るウードはアニマリックで妖艶で、精油のニュアンスを感じさせてくれます。アニマリックという強烈なパンチを受けた後、香りはゆっくりと馴染みのあるアンバーウッディノートへと変化していくのです。全体的に重い香りになっているわけではなく、ある意味軽やかに感じられるのは、フローラルノートが入っているからでしょう。トップでこそインパクトが強かったのですが、そこから香りは穏やかに変化していきますので、最初に驚かず、是非肌で楽してみて下さい。

(30/11/2016)

 

 

フルボトルを頂いての再レヴューです。香りは、ウードが軸なのは変わらないのですが、トップノートの印象が随分変わりました。それは、ストロベリーを感じたから。トップではライムのジューシーなフルーティーさと共にストロベリーが香り、一見して可愛らしく感じられるのですが、その後じわりじわりとウードが現れ、全てを覆いつくしていきます。ただ、アニマリックでワイルドなウードではなく、アンバーウッディやアンバーに支えられた少しスモーキーで少しカラメルを感じるウードですので、悪女が微笑むような佇まいの香りに。今、このフルボトルで香った香りの方がテーマにぴったりで、ダークレッドの容器にも合致していきます。このボトルはガラスボトルをすっぽりと手触りの良いベルベッド調の布に覆われており、とても豪華な仕上がりとなっています。これは是非、フルボトルで体感して欲しいところ。

 

 

また、このV Cantoシリーズは、カンタレラを仕込む指輪がセットとなったコフレも発売されるそう。これはボトルと同じベルベットで出来た指輪で、蓋を閉めると隙間から香りが抜けていく、いわば香るアクセサリー。こういう遊び心を忘れないのが彼らなんですよね。本当に、楽しい。

(20/10/2017)

 

 

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