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Sampleレヴュー (Signature)

 

■Sapphire (2016年)

青い宝石の代表ですよね、サファイア。この石を勇敢な香りにまとめたそうです。

 

 

ピンクペッパー、クラリセージ、ジュニパー、マテアブソリュート、トンカビーン、アイリス、フローヴ、レザーアコード、バーチ、アンバーアコード

香った瞬間、あ、これはユニークだと思った香り。ハーブたちのアロマティックな部分にアイリスとクマリンが重なり、パウダリーなアロマティックとなって広がるのです。後半にレザーが舵を取り始めますが、それはメンズのような力強いレザーではなく、タール系のスモーキー頼りのものでもなく、かといってスエード調のものでもありません。どちらかというと、往年のクラシカルなイソブチルキノリン系、つまりRobert PiguetのBanditなどに代表されるレザーノートがアイリスに包まれて香っているのです。アイリスやアロマティックなニュアンスが消えかかる頃にはムスクへと切り替わり、レザームスクが肌に残るのですが、サファイアでもブルーでもないとしても、もともと香りのないものに香りを付けているわけですから解釈は自由ですよね。トップからミドルはどこか儚げでミステリアス、でも最後はクールに終わるのです。(18/07/2017)


■Jade (2016年)

日本人のもつイメージと海外の方では随分違うんだろうなぁ・・・という石ですよね、翡翠。

 

 

ベルガモット、レモン、オレンジ、アンバー、バニラ、ムスク

香りは、シトラスアンバーそのものです。ただ、シトラスがあまり強くスパークせず、ふんわりと香っているのが特徴でしょうか。比重としてはアンバーの方にあり、いわゆるシトラスアンバーのポマンダー風ではありません。スパイス類、シナモンやクローヴなどが見当たらないこともそう感じさせるのだと思いますが、この中にも近年大流行しているアンバーグリス香料がたっぷりと使用されていて、後半はその香りがどんどん主張してきます。硬質でドライなアンバーグリスノート、セクシーに感じられる人もいるかと思いますが、使われ過ぎてまたか、と思ってしまう方も多いはず。(18/07/2017)

 

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