*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

M7 / エム・セブン


<香 調> ウッディアンバリー
<仕 様> メンズ
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
ベルガモット、シチリアンマンダリン、ローズマリー
ミドル
ウード、ハイチベチバー
ラスト
アンバー、ムスク



2002年に発売されたTom Fordプロデュースの初作品。今でこそウードを使用した香水はブームですが、10年近く前にすでにこのウードをメインに据えた香りを作っていた辺りに彼のセンスを感じます。時代がちょっと早すぎたのかもしれませんが、ようやく時が追いついた・・・という感じですね。(まだ廃番ではないですよ)調香はAlberto MorillasとJacques Cavalierという超有名コンビですので彼の意志を外すことなく表現してくれたのでしょう。惹き付ける魅力を持った(Magnetic)男らしい(Masculine)男性(Male)ということで3つのMを重ねた7番目のメンズフレグランスというのがタイトルになっています。香りもそうですが、ビジュアルも彼らしさ満開で、見えちゃってるこのポスターの方が話題になったくらいです。(彼は今でも自身のブランドでいろいろとヌーディーなビジュアルを打ち出しています)

香りはウードを軸としたウッディノートで、3つのMにMysteriousを加えても良さそうな感じです。ウードがとても軽やかになっているので、おそらく軸にフレッシュな合成香料を大量に入れているのだと思います。ベチバーも精油ではなくてもっとクリアで綺麗な香りになっており、トップノートから香っています。1番深みがあったのがトップノートで、次第にいろいろ剥がれてシンプルなウードになる・・・というのがヌードのポスターのイメージに繋がっていく感じですね。ベースノートのアンバーは飽くまでもウードの中の樹脂香を補填している雰囲気で、甘さが強くなるわけではありません。(数時間後のラストノートになってようやくアンバーのみとなります)ウードの香りって本当にセクシーですよね。来年は発売10周年ですし、今の時代ならEdP濃度でも売れるのではないでしょうか・・・なんてあらぬ期待をしてしまったり。

(23/02/2011)

 

 

10周年・・・を期待してたら、9年目で限定発売されました。しかも、M7 Oud Absoluという新作まで。こちらはサンプルレヴューをご参照下さい。

(29/03/3012)

 

<YSL Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜