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■The Scent of Excellence

 

 

長らく、展示会の日のパーティーには積極的に参加せずに来ました。それはいつも一人だったから。長らく、本当に長らくアジア人の参加はなく、ジャーナリストたちもおらず、ぽつんと一人で参加することが躊躇われていたから。でも、ようやくアジア市場も賑やかになり始め、ミラノで一緒になることも増えてきました。だから、パーティーにも積極的に参加していくことになったのでした。毎年、展示会の1か月前くらいから連絡が届き始め、予約を入れていきます。

 

 

展示会初日の夜の最初のパーティーはEtat Libre d'Orangeでした。 新作の公開があるわけではなく、オーナーのEtienne de Swardtが取引先とり交流を深めるために行っているようなパーティーで、今年はとても雰囲気のあるClub Barが会場となりました。360度撮影できる装置があったり、DJブースがあったり、楽しませる工夫がたくさん。

 

 

アルコールの種類も多くて迷ってしまうほどですが、そこは迷うことなく・・・

 

 

カンパリのスプリッツァーでしょう。仕事終わりの一杯、日本で言うまずは生ビールな感覚で楽しまれているドリンクです。フィンガーフードもきちんとあり、飲んでつまんで一息ついてご挨拶をしたら、Nose Shopの皆さんと次の会場へ。

 

 

そこから移動したのはNishaneのカクテルパーティーでした。今年はPalazzina Appianiという市内の競技場(アリーナ)にある玄関ホールが会場となりました。

 

 

ミラノがフランス統治下となったナポレオン政治の時代には、競技場に顔を出したり参加する際、ナポレオンが宿泊したり、ゲストを宿泊させたりしていたという歴史あるホール。競技場は現在競技は行われておらず、コンサートなどに利用されているそう。そういう時に、このホールの2階バルコニーがいわゆるロイヤルシートとなるわけです。

 

 

格式高いホールですが、昨年に比べたら着席スタイルではないし、カクテルパーティーなので、そこまで堅苦しくはありません。玄関ホールには大量のチュベローズが活けられ、チュベローズの香りが漂っていました。

 

 

それは、パーティーでお披露目となった香りがベストセラーのTuberozaのXバージョンだったからです。香りを手がけたのはDominique Ropionで、もちろんパーティーにお越しでした。過去の香りを手がけた調香師も多く参加しており、いかにもパーティーらしい様相です。香りはオリジナルよりもずっと生花らしさを楽しめる香りとなっていました。今年はチュベローズも1つのトレンドになっていたような気がします。

 

 

 

 

音楽が大きく、話すには辛い空間でしたが、会話を楽しむにはバルコニーがあるわけで、とても楽しい一夜を過ごすことが出来ました。もちろん翌日は声が枯れてしまうため、のど飴やトローチは旅の必須アイテムです。それだけでなくかなり歩くため湿布も大量に消費します。

 

 

2日目のパーティーはLe Jardin Retrouveに。昨年はパーティーが実質始まる前に退出せざるを得ず、大変な失礼な感じであったため、今年は他所に出かけることなく1つに絞り込みました。会場はホテルです。

 

 

新作を発表し、充填し、配布してお祝いするというもの。ただ全員立ったまま40分近いトークは少ししんどかったなぁ。特に一日歩き疲れた後でしたからね。

 

 

インハウスパフューマーのMaxのトークもまた少し長めではありましたが、僕にとっては成分的な話や調香の内容だったので結構楽しめましたのでした。サンダルウッドやクミンの話、ヴァイオレットの思い出などを話してくれました。そう、新作はViolette Kewというヴァイオレットの香りです。彼は1つ1つにサインをしてくれました。シングルフローラルはLe Jardin Retrouveらしいよね。デザートに砂糖漬けのヴァイオレットがたくさん入ったアイスクリームが登場したのですが、口の中に広がるヴァイオレットの香り、たまらなく美味しかったです。早々に切り上げて他のパーティーに向かった人たちもいましたが、僕はこうして2日目を終了。

 

 

3日目は、夕方のアポイントメントを会場外にし、そこから徒歩で迎えるパーティーにつなげるというスケジュールにしていました。出かけたのはZhorというフレグランスストア。ミラノの中心地にあり、知る人ぞ知る、ニッチなフレグランスに溢れた比較的新しいラグジュアリーなストアです。

 

 

 

Ritoという若いイタリア人たちによるブランドのパーティーです。

 

 

そうそう、Pantheon ParfumZhorの限定品を発売しているんですよ。このZのボトルがそう。パーティーはさくっと香ってあっという間に終了。そのまま次のパーティーまでタクシーで移動です。

 

 

3日目の最終地点はHemcaelのパーティー。もともとは高級バッグのブランドなのですが、Google Mapを見るとフレグランスストアと表示されてビックリ。でも、今年はバッグが全て片付けられてフレグランスのみとなっていましたので、ひょっとしたらバッグの店舗は移転し、今までのフラッグシップストアはフレグランスになるのかもしれません。昨年に引き続き、今年もArmis MundiというコレクションのGlacialis、Amantes、Deos、Otiumという4種が公開となりました。昨年よりも更に凝ったデザインのボトルとなり、香りも更にバリエーションが増えて個性的に、更にセクシーに。

 

 

 

パーティーが始まったばかりの時間は、なかなか何をすることもなく時間が過ぎていくもので、飲んで香っているだけでしたが、時間と共に人が増えてくると賑やかさが増し、友人たちも現れて楽しい雰囲気に。

 

 

ロンドンのカップルYoutuberさんがいたり、モデルで俳優だというインフルエンサーがいたり、調香師の友人や香料会社の友人たちとの時間はあっという間で。最後は発売1周年ということでケーキでお祝いを。「来週からラマダンが始まっちゃうから、今のうちに食べておかないと!!」なんて声も楽しかったりして。Hemcaelはプロのカメラマンやモデルが配され、一緒に撮影したり撮影していただいたり、とてもラグジュアリーなパーティーでした。

3日目は毎年Esxenceが出展者たちに向けてカクテルパーティーを開催していたり、ブランドによっては食事会を開催していたり、ジャーナリストたちが集まって会食することがあったり、展示会の夜は毎年賑やかに過ぎていきます。さぁ、来年はどのパーティーに?

 


(18/03/2024)

 

 

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