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Sampleレヴュー

 

■No 5 [フローラル、アンバー、センシュアルムスク] (2015/2017年)

トップ:スパイス
ミドル:カーネーション、スズラン
ベース:バニラ、アンバー、ムスク

 

 

調香の通りにシンプルなフロリエンタルです。クローヴ調のカーネーションに軽やかなスズランをアンバーベースに合わせたというもの。特筆すべきものがないほどオーソドックスというか、カーネーションにはスパイスが必要だし、アンバーノートとの相性は抜群なのでフィットしています。だから、ある意味安心して使える香りだとは思うのですが、特別ユニークな香りではないし、代替品はいくらでも見つかってしまいそうな気がするのです。これでなくとも良いのであれば、175ユーロは高いですよね。(08/08/2017)


■No.4 [サフラン、ウード、バニラ] (2015/2017年)

トップ:カラブリアンベルガモット、オレンジブロッサム
ミドル:シナモン、ナツメグ、サフラン、ジャスミンペタル、ナッツ、アイリス
ベース:ウード、パチョリ、サンダルウッド、ガイヤックウッド、ベチバー、ラブダナム、ベンゾイン、バニラ、アンバーノート、トンカビーン、ムスク

 

 

あぁ、これはウードだね、というわかりやすくて使いやすい香りです。いろいろと香料があるわりに香りはとてもシンプルで、全てが1つに溶け合い、1つの香りとして成り立っているのです。天然香料のウードではないし、天然香料のウードを模したアニマリック過ぎるものでもないけれど、ウードと言えばこういう香りだよね、というお手本のような調香なのです。スパイシー過ぎず、アニマリック過ぎず、フローラル過ぎない。だからシンプルに楽しめるのですが、少し物足りない方はローズなどのシングルフローラルを重ねても良いでしょう。ウード初心者にぴったりな香りだと思います。(08/08/2017)


■No.3 [ネロリ、アイリス、ホワイトムスク] (2015/2017年)

トップ:カラブリアンベルガモット、チュニジアンネロリ、イタリアンアイリス
ミドル:レザリーアイリス、ダマスクローズ、ジャスミン
ベース:サンダルウッド、ベチバー、アンバーカシミア、トンカビーン、バニラ、ホワイトムスク

 

 

調香からは、さっぱりスタートしそうに思えたのですが、肌に乗せた途端オリエンタルな甘さが広がりました。確かにシトラスはあるのですが、アイリスとアンバーが強く香り、他の香りの印象を感じさせないほど。クマリンとバニラ、ムスクが微かにホワイトチョコレート風の甘さと共にアイリスに重なり、柔らかなヴェールとなって肌を包み込みます。シンプルで「え? これだけ?」みたいな印象で始まったのですが、この香りのラストノートがどこかシプレ感を感じさせるんですよ。モスっぽいパチョリっぽい雰囲気があり、この5種の中では一番これがエレガントだと思います。(08/08/2017)


■No 2 [シトラス、ウッド、スエードレザー] (2017年)

トップ:ベルガモット、レモン
ミドル:ローズ、ゼラニウム、フローラルノート
ベース:スエード、サンダルウッド、パチョリ、バニラ、ホワイトムスク

 

 

トップのシトラスを押しのけて、最初から香るのはスエードの柔らかな香り。これはもう、スエーデラルという有名な香料がありますから、それを使用しているのだと思われますが、ただそれだけではなくやはりそこにアレンジを加え、少しメンズテイストの、しかも少し懐かしめな香りとなっています。どっしりとしたダークでスモーキーなレザーではないのですが、ゼラニウムがある分フゼアっぽいニュアンスを感じてしますからなのかもしれません。ローズというほどローズらしさはなく、フローラル感も強くはなく、オイリーなウッディレザーとなって肌に残ります。(07/08/2017)



■No.1 [ベルガモット、ティーリーフ、サンダルウッド]
(2015/2017年)

トップ:カラブリアンベルガモット、スパニッシュライム、シチリアングリーンマンダリン
ミドル:ジャスミン、スズラン、ネロリ、グリーンペッパー、カルダモン、ティーフラワー
ベース:グリーンティー、サンダルウッド、アイリス、ホワイトムスク

 

 

スプレーした瞬間から、とても品質の良い精油感漂うシトラスが弾けます。皮を剥いたばかりのシトラス果実の爽やかな香りを楽しむのもつかの間、香りはふんわりとしたグリーンティーウッディへと変化していくのです。いろいろと調香にはありますが、全体的にはシトラスグリーンウッディムスキーという感じで、フローラルノートは軽く薄いものをたくさん重ねたものなのでしょう、スズラン以外あまり印象が強くありません。ファッションフレグランスをたくさん手がけていた方ですから、どうしてもそちら系の香りに近くなってしまうのかもしれませんが、メンズらしくもなく、フェミニンでもない、1つくらい欲しい明るさを感じるマルチな香り。サマーコロンの感覚で使えます。(07/08/2017)

 

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